「歳をとったら、60歳になったら流石に雇ってもらえないよ」って思いますよね。
ぶっちゃけると、60超えても働くことはできます。
その根拠は国の統計。見てみると、60歳を超えて働いてる人は4481人もいる。
「じゃあ、安心だ!」…とはならないよね。
60歳になったあなたが今の職場にいる姿、想像してみて。
いい想像よりは、「何あのおばあちゃん…」ってなるよね。
じゃあ、60超えても働くにはどうしたらいいかっていうと、仕事ができる歯科衛生士になること。
だって仕事ができれば、若い子とも「〇〇さん、ここ教えてください」って自然に会話できる。
職場に馴染むことができるよね。
そこで、この記事では歳をとっておばあちゃんになっても働くためのスキルを、裏ワザと称して紹介します。
その前に、歳をとった歯科衛生士の働き事情とか、定年どうなのといった、疑問の答えも公開します。
- 歳をとって「50歳・60歳を超えた歯科衛生士」の、働き事情は?
- 歯科衛生士って、定年はあるの?定年超えたら働けないの?
- おばあちゃん歯科衛生士になっても仕事ができる「3つの裏ワザ」とは?
「歯科衛生士は歳をとったら雇ってもらえないんじゃない?」という疑問の「答え」
その1:国のデータによると「60超えても働いてる衛生士」は4481人いる
55歳以上も約10%いますので、やはり国家資格を生かして一生働ける仕事といえるでしょう。
歯科衛生士って60歳を超えても働くことができる。
実際、60を超えて働いてる人は、歯科衛生士全体の3%。
「3%って少なくない?」って思った?
でも人数をみると、意外と多い。
上の画像のデータをたどると、厚生労働省による年代別人数の統計が出てきた。それがこちら。
スマホだと見えないと思うけど、画像の右のほうに60代の人数が書いてある。
その数は…60~64歳が2900人。65歳以上の衛生士は1581人。
「歯科衛生士は歳をとったら働けない」なんて嘘。
「60歳を超えても、4481人も働いている」が真実!
その2:ちなみに歯科衛生士は「職場によっては定年あり」
第四条 次の各号のいずれかに該当する者には、免許を与えないことがある。
一 罰金以上の刑に処せられた者
二 前号に該当する者を除くほか、歯科衛生士の業務(歯科診療の補助の業務及び歯科衛生士の名称を用いてなす歯科保健指導の業務を含む。次号、第六条第三項及び第八条第一項において「業務」という。)に関し犯罪又は不正の行為があつた者
三 心身の障害により業務を適正に行うことができない者として厚生労働省令で定めるもの
四 麻薬、あへん又は大麻の中毒者
(昭二九法七一・昭三〇法一六七・平元法三一・一部改正、平一三法八七・旧第五条繰上・一部改正)
今のところ「高齢になったら免許を返しなさい!」みたいな法律はなし。
つまり、「普通は」一生涯働くことができる。
「でも、うちのクリニックは、60歳で辞めちゃった人がいるよ!どういうこと!?」
それは、歯科医院によっては、独自に定年を決めてるとこがあるから。
定年を決めているクリニックでは、60~65歳になったら「やめてくださいね~」と言われてしまう。
「うちのクリニックは定年があるのかな…」解決のヒントは、定年の定義にある。
「定年退職」とは、社員が就業規則など会社の定めている年齢に到達したことにより、雇用関係が終了する規定のことを指します。
つまり、クリニックの就業規則を見れば、定年があるかどうか確認できる!
ぜひお試しを。
その3:うちの職場は定年あるし別の職場に再就職したいけど「歳をとったら雇ってもらえないんじゃないか不安」
衛生行政報告例のデータより、過去10年間(2004年〜2014年)の歯科衛生士の年齢分布を比較してみましょう。
「50代以上」の割合は過去10年間で7%から18.5%に上昇。
2004年に5,597人だった就業者数が、2016年には22,852人と約4倍に増加しています。
(一部省略)
歳をとった後の再就職、昔よりはできやすくなってます。
でも、そう上手くはいかないのが現実。
ちょっと考えてみてください。60歳になったあなたが、職場に馴染む姿、想像できますか?
あんまりいい想像できないよね。どちらかというと「何あのおばあちゃん…」って言われてる姿が浮かんじゃう。
そんなのやだよね。
じゃあ、60歳になっても若い子と仲良くするには?やっぱ慕われなきゃいけない。
慕われるにはどうするか?そう、仕事ができる歯科衛生士になること。
仕事ができれば、若い子とも「〇〇さん、ここ教えてください!」って感じに、自然と話ができる。
だから、今のうちに仕事ができるようにしておけば、歳をとっても大丈夫。
そこで、おばあちゃんになっても働き続けることができる、3つの裏ワザを紹介します。
おばあちゃん歯科衛生士になっても仕事ができる「3つの裏ワザ」とは?
裏ワザ1:定年がない・お給料が高い職場の「秘密」を知る
- 定年がない職場…求人サイトに「定年制度あり」の記載がないかチェック
- お給料が高い職場①…首都圏や一部の地方は給料が高い(下のリスト参照)
- お給料が高い職場②…クリニックより「病院」国立だと年収500万円超える
定年制度がない職場はもちろん、お給料が高い職場で働いておくと、歳をとっても雇ってもらえる。
「なんで?」って思ったあなたに質問。
どうしたら私たちの給料が増えるんでしょうか?
「いっぱい働いて経験年数を増やす?」「技術力を磨く?」そうそう、それが正解。
ようは、「仕事ができる人」ほど給料が増えていく。
またまた質問。
あなたがクリニックの院長になったとして、「仕事ができる人」と「仕事ができない人」どっちを雇いたいですか?
答えはもちろん、「仕事ができる人」だよね。
何を言いたいかというと。お給料の高さが、あなたの「仕事できる度」ってこと。
だから、お給料の高い職場で働いておけば、歳をとっても「お、〇〇さんは仕事ができるベテランなんだなあ」ってなる。
お給料を増やす方法、もっとしりたい!って人は。この記事を参考にしてね!
※給料が高く、平均手取りが20万円を超える19の都府県は?(多い順)
宮城県、千葉県、滋賀県、埼玉県、青森県、静岡県、大阪府、東京都、富山県、兵庫県、長野県、神奈川県、岐阜県、茨城県、三重県、群馬県、山口県、広島県、愛知県
裏ワザ2:歳をとっても「パートの需要が高い」ことを知っておく
- そもそも歯科衛生士は、1人につき20件も求人が余っている
- コロナ禍、「ブランク有」の条件でも、求人は3274件もある
- 「50~60代」でも働けるパートは796件もある
- 週2~3日だけ働けばいいし、正社員と比べて仕事内容も楽
「歯科衛生士って若い子が多いのに、どうして60歳を超えても職場が見つかるんだろう?」
答えは、歯科衛生士が圧倒的に不足しているから。
調べてみると、歯科衛生士1人に対して、求人が20件余ってる。
っていうことは。余った19のクリニックは、歯科衛生士を雇えてない。
だから、歳をとってても、技術がなくても、雇ってもらえる。殿様商売ってわけ。
裏ワザ3:「訪問歯科診療」の知識・スキルを若いうちに身につけておく
- 訪問歯科診療とは…介護が必要なおじいちゃん・おばあちゃんを、自宅や老人ホームで診療する仕事
- 仕事内容①…口の中のクリーニング、食べ物の噛み方・飲み込み方のアドバイス
- 仕事内容②…患者さんの家族・ヘルパーとお話し、診療後のアドバイス
- 働き方の例①…歯科助手のアルバイトからスタート。訪問診療を週3日、週2日は病院に来る患者さんの診療
- 働き方の例②…クリニックから転職。子育てしながら週4日のパートとして働く
- Q.未経験でも大丈夫?…大丈夫!まずは病院で患者さんとの接し方を学ぶ「外来研修」がある。それから徐々に、訪問診療にチャレンジしていく
- 苦労①…少人数なので、歯科衛生士だけで判断をする場面がある。慣れないうちは判断に迷って大変かも
- 苦労②…荷物が多いので、助手やドライバーがいない職場だとめっちゃ腰に負担かかる
- 苦労③…車いすや介護ベッドによって、口腔ケアのポジショニングが違ってくるので、なれるまで大変
- メリット①…荷物運びを「助手やドライバーがやってくれる職場」なら、診療に集中できる
- メリット②…クリニック勤務と違って、ゆっくり診療することができる
- メリット③…患者さんは高齢者がほとんどなので、歳をとった方が働きやすい職場
今のうちに訪問診療の経験をつんでおくと、歳をとっても働き続けることができる!
一番の理由は、クリニックより仕事内容が楽だから。
もちろん、慣れるまでは大変。でも慣れてくると、仕事内容が楽なことに気づきます。
例えば、クリニックは患者さんは若い人が多いし、時間もないから、ぱっぱと仕事しないと怒られますよね。
でも、訪問診療は真逆。患者さんはおじいちゃん・おばあちゃんだから、むしろゆっくりゆっくりお口を掃除。
掃除が終わったら、ヘルパーさんに歯磨きのアドバイス。そして、次の訪問先まで車でのんびり移動。
運転はもちろんドライバーさんがやってくれる。
どうですか、今の職場と比べて?仕事簡単そうじゃないですか?
実際、新卒の子でも応募して働けるくらいだから、ぶっちゃけ大したスキルは必要ない。
一回でも経験があれば、歳をとったときに「へー、若い頃に経験があるなら、雇ってみましょうか」ってなる。
だから、60歳を超えても、訪問診療でバリバリ現役の歯科衛生士になれます。
パートの求人もあるから、自分にあう職場か試してみるのがおすすめだよ!
まとめ:歳をとって60歳になっても「バリバリ現役」で働ける
- 実際、「60歳を超えても働いてる衛生士」は4481人もいる
- 職場の就業規則をみて「定年制度がなければ」、60歳超えても働ける
- 「50歳以上の衛生士の数」は、10年前と比べて4倍も増えた
- つまり、昔より再就職がしやすい時代
「歳をとったら、60歳になったら流石に雇ってもらえないよ」って思いますよね。
ぶっちゃけると、60超えても働くことはできます。
その根拠は国の統計。見てみると、60歳を超えて働いてる人は4481人もいる。
「じゃあ、安心だ!」…とはならないよね。
60歳になったあなたが今の職場にいる姿、想像してみて。
いい想像よりは、「何あのおばあちゃん…」ってなるよね。
じゃあ、60超えても働くにはどうしたらいいかっていうと、仕事ができる歯科衛生士になること。
だって仕事ができれば、若い子とも「〇〇さん、ここ教えてください」って自然に会話できる。
職場に馴染むことができるよね。
そこで、この記事では歳をとっておばあちゃんになっても働くためのスキルを、裏ワザと称して紹介します。
その前に、歳をとった歯科衛生士の働き事情とか、定年どうなのといった、疑問の答えも公開します。
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