めちゃめちゃ仕事頑張ってるのに全然給料が増えない。
なんなら、院長直々に「もう昇給ないからよろしく~」と言い出すありさま。
そんな人いませんか?私もそんな歯科衛生士の1人でした。
もっとお金欲しいよね~。でも、実は別の職場行くだけで、給料1~2万増えるよ?
なんでかっていうと、今の職場がくそくそな一方、もっといい職場が世の中にはあるから。
実は、昇給無しの職場って絶滅危惧種で、全体の0.7%しかないのよ。少数派過ぎてわろた。
あと、お給料が増えないのって、手当が少ない職場だからって理由もあるのよね~
お給料いっぱいもらえる職場には、資格手当だとか職務手当だとかがあるんだけど、そんなんうちらにはないよね?
まあ、あったとしても5000円とか雀の涙。
っていうのも「手当を支給せよ」なんて法律はないから、貰えるかどうかは完全に院長の匙加減。
わかった?もうあなたの職場は、ほんとーーーにくそくそってことよ!
だから、この記事を通して、「あなたの職場がどんだけ終わってるか」、「お給料いっぱいもらえる職場はこんなところよ~」ってことを教えます。
で、あなたはさっさといい職場行って、幸せになってちょうだいな!
じゃあ、はじまりはじまり~。
歯科衛生士にとって「昇給無しの職場=働き続ける価値無し」って言える理由
- 「経営がやばい」…院長「患者さん少ないし、スタッフの給料増やせないや~」
- 「スキルも向上しない」…院長「認定資格?そんなのいいから電話対応してね~」
- 「10年後も同じ給料」…院長「患者さん増えないから、今年も昇給は無しね~」
たぶん、この記事を読んでくれてる歯科衛生士さんはやさしい。普通、昇給無しの職場で働けんよ…
でも、はっきり言わせてください。その職場は普通じゃないし、10年後も同じ給料のままです。
「いやいやちょっとくらいは増えるでしょ…」って思ったろうけど、増えません。
まず、昇給が無い職場は、どこかしらが限界の状況。
一番はお金。患者さんが少なくて、利益が増えないよ~とか。
クリニックにお金がないと、何もできない。例えば、新しいスタッフを雇うとか。
スタッフ雇えないから、今のスタッフで回すしかない。でも、スタッフが少ない分、患者さんの対応もできないから、結局患者数は増えない。
焦った院長は、強硬策に出ます。「診療時間短くするぞおおおおおお」
「もう15分だけ!それで診療終わり!」ってして、患者さんを増やす増やす。
Q.このクリニック、この先やっていけると思いますか?A.やっていけません。
コンビニより多い歯科医院は競争が激しいし、適当な治療をするクリニックなんて行かなくなりますよね~
しかも、歯科衛生士のスキルも身につかない。
院長から「この資格とるお手伝いするよ~」とか、先輩に「スケーリングのコツ教えるね~」とか。こんな余裕があなたの職場にありそうですか?
普通の職場なら、あるのよね… 昇給無しの職場は、そんな余裕なし。あ~職場運が欲しい~~
しかも、最近はコロナの影響で、患者さんの数はどんどん減っている。
コロナの影響で「患者数が減ったクリニック」は「全体の57%」昇給する余裕なんてないよね…
未だ約6割の医院にて患者数が戻り切っていない状況です。
6割ってことは、真面目にふつーに頑張ってるクリニックですら患者数が減ってるってこと。
こんなに患者数が減ってる状況で、給料なんて増やせない。
院長からしたら「スタッフの給料減らして~!」って事態なわけ。
しかも歯科医院が貰える補助金も、2020年の100万円から、25万円に減ったし、本当に医療機関は苦しい状況よ…
どう、「うちの職場やばいじゃん!?」って思ってきた?
じゃあ、次は趣向を変えて、「もし昇給有りの職場に行ったら、どんだけ給料あがるんだ?」っていうのを解説していくよ~
じゃあ歯科衛生士で昇給有りの職場で働いたら「どこまで給料増やせるの」って話
「意外とすくねえ!」っていうのが現実です。
20代、30代は「手取り20万円」までは普通は増やせるけど少なくない…?
年齢 手取り(毎月口座に振り込まれる給料) 20~24歳 19万3000円 25~29歳 20万2000円 30~34歳 20万6700円 35~39歳 19万2600円
すっくな~~~!!歯科衛生士の給料ってこれっぽっちしかないんか!!
でも意外とリアルな数字かもね~。一応、国のデータだから、間違ってるってことはないし…
まあつまり、昇給有りの職場でふつ~に働いたとしても、20万ぽっちしかもらえないわけですよ。
でもさ。「もっと給料くれや!!」って思わない??
こちとら医療従事者やぞ!!国家資格やぞ!!!
ちなみに昇給有りの職場は「99.3%」もある
こう見ると、昇給無しの職場ってめっちゃ少数派ってことがわかる。
いやでも昇給有る職場多すぎじゃん?嘘やろ??
で思ったのが、昇給額が少ないのかな?ってこと。
「うち昇給有ります!あなたのこと評価!!」→「じゃあ今年は昇給500円ね~」的な。
調べた結果は次に。
昇給で増える給料は地方で「2~3000円」、大都市圏だと「5000円」
- そもそも「昇給額を書いてない求人」は全体の65.9%ある
- 昇給額を書いてる求人から、平均の昇給額を計算してみた
- 「地方」…昇給は平均2000~3000円くらい
- 東京・大阪とか「大都市」…昇給は平均5000円くらい
昇給有りの職場が99.3%もあるのに、昇給額を書いてる求人は、34.1%しかない。
これがどういうことを意味するか。
それは「昇給って書いておけば、人集まるっしょ~!」ってことだろ!絶対!!
だって、院長側の立場になれば、昇給額はっきり書いた方がいいってわかる。
普通は「新しく入る子にはいっぱい稼いでもらいたいから、昇給は3000円くらいかな~」って書かない?
具体的にしないってこと=やましいことがあるってことだと思います。
例えば「ああ、うちは患者数少ないし、人でも足りないしでギリギリだから、とりあえず昇給有りって書いておこう。たのむ、来てくれ~~」ってことじゃないか?
そんなクリニックで働いたら、こき使われて一生おわるに違いない。
つまり、昇給額を「具体的に」・「数字で」書いてある求人に応募した方が、給料を増やせるってことなんですね~。
でもでも。わたしおもったんですけど。
「昇給5000円あったとしても、給料劇的には増え無くね?」もっとお金欲しくない??
で、分かったのは、給料増やすなら、昇給と同じくらい「手当」が重要だってこと。
え、歯科衛生士10年目の給料「手当だけで14万円」貰えてる人います
これは、同じ職場で10年間働いた衛生士さんの給料なんだけど…
たっか~~~!!!
35万も貰えてる!?!?
そのからくりはというと、「3つの手当」
はい、まずは基本給を見てみましょう。
25万円。同じ職場で10年だから、初任給は20万円。そこから、毎年5000円ずつ昇給した感じかな。
ふむふむ、ここまでは納得できる。
えー、その横の欄を見てみると…
「資格給:2万円」、「職務手当:4万円」、「能力給:8万円」、合計14万円。
はい、手当だけで14万円も貰えてます。すごくない??
これだよね、私たちが求めてたのって!!14万円アップってめっちゃテンション上がる!!!
「おい、なんでうちの職場には手当ない~~」って思ったあなた。
実は、手当を出すか出さないかは、院長の匙加減によって決まっちゃいます。
ええ、「衛生士さんには手当を必ず出すよーにっ」みたいな法律は、残念ながらないんです…
あんまりだよなあ…
結局は、「働く職場」次第なんだよね~~。あー、手当貰える職場いきてえ~~ってなりますよね。
んじゃ、みつけよっか。新しい職場。
まあ、今すぐ転職しなくても、探し方くらい知っておいて損はないから!
ほらほら、一回見てみよーぜーってことで、当たりの職場の探し方をおしえますよーっと。
求人に書いてある給料が「20万円前後」の職場が、ぶっちゃけ当たりです
- 給料高い職場=「高くしないと人が集まらない」ということだから
- ホワイトな職場…最初は20万→「毎年1~3万ずつ増やす」って感じ
- 例外は「審美歯科」(美容に特化した治療をする)、30万円の求人もある
- 結論…まずは「求人の給料20万前後」に応募すべし
「あ、求人に給料27万円~って職場見つけた!やったあ、応募しよーー!!」
えー、絶対だめです。そんなうまい話ありません。
残念な話をします。「給料25万円以上いきなり貰える」かつ「人間関係さいこう!」の職場、もう求人にはありません。
なぜかっていうと、そんな職場を辞める人なんていないからです。
もうそういう職場で働く人って「この職場絶対逃さない!一生働きますううううう」って感じだから。
で、求人サイトに残ってる「給料高い求人」はいわゆる「余り物」です。
はい、人間関係がくそか、院長がやばい人でしょう。
だから、給料をめちゃくそ高くしないと人が集まりません。まあ来てもすぐ辞めちゃうんだけど。
「えー、じゃあいい職場って一つもないんじゃん…」
のんのん。見落としてるだけで、ホワイトな職場はあります。
そのためにはまず、ホワイトな職場がどうやって給料を決めるのか知りましょ。
ホワイトな職場は、初任給をそれほど高くはしません。
それは真っ当な考えを持ってるからです。
当然ですが、即戦力になる人は、技術に見合う給料を貰えます。
でも、新卒とか経験年数5年未満とか、ブラックな職場で働いてて技術がない人には、相場かそれ以下の給料にします。
お金に厳しい分、将来貰えるお金はぐぐんと増えるのです。
で、1年ごとに給料がみるみる増えます。昇給はもちろん、後々説明する資格手当(もしくは能力手当)を合わせて、毎年1~3万円のペースで給料が増えていきます。
つまり、ホワイトな職場は「長く働いてもらいたいから、最初は給料低いけど、昇給と手当をどんどん増やしていくね~」ってスタンスなんです。
ということで、手当いっぱいもらえる職場への第一歩は「求人に書いてある給料が20万前後の職場を選ぼう」でした!
当たりの職場の求人はこんな感じ
- 基本給:180,000円「~」(←波線=あなたの頑張りに応じて増えますよってこと!)
- 職務手当:30,000円「~」60,000円(←これも波線で、手当に幅がある)
- 資格手当:30,000円
- 通勤手当:あり
- 住宅手当あり:家賃の20%(10,000円が上限)
- 賞与あり:3ヵ月分(←賞与いっぱいあるとこも◎)
この求人のポイントは、ずばり3つ!
- 基本給が18万円と高すぎない、けど波線があるので「ここからまだまだ伸びるよ~」ってアピールしてるとこ
- 手当の種類が「4種類」もあるところ
- 職務手当の金額に幅があって、しかも「基本給の3分の1」もあるとこ
一番重要なのが「波線」。
とにかく「あなたの給料、どんどん伸びてくよ~」っていう証拠が大事なんです!
これは基本給だけじゃなくて、手当でもそう。
例えば、職務手当が30,000円で固定だったら。
給料が伸びる要素が、基本給の昇給しかなくなっちゃう。
これってつまり、「とりまうちに来てくれれば、能力とか関係なくこんだけの給料あげるから。ほら、うれしいでしょ?」って感じ。
ちょ~~~適当じゃない?まあ、最初から給料高ければ我慢できるけど、院長の人格に難ありって感じよね~。
逆に、手当が豊富な職場は「あなたの頑張りをちゃんと見て、お給料を増やしてあげるね~」っていうスタンス。
こっちの方がよくない?頑張って給料増えた方が、モチベも上がるよね。
職場もあなたに長く働いてもらって、あなたもお給料がいっぱいもらえて、win-winって感じ。
なんで、求人を探すときは、波線をよ~くみると、当たりの求人が見つかるよって話でした!
まとめ:「昇給有り+手当いっぱいもらえる職場」で働いて幸せになろうや
- 昇給無しの職場=「10年後も給料同じ+スキルもゲットできない」から価値0やで
- コロナの影響で57%のクリニックで患者数が減ったから、もっとやばくなるで
- 昇給有る職場は全体の99.7%もあるから、いい職場は意外とあるやで
- でも昇給って良くても毎年5000円だから、給料増やしたいなら手当をよく見てな
- 求人探すときは、基本給ってのが20万くらいの職場が、当たりの職場やで
「お金もっと欲しいよおおおおおおおお」って人は、昇給より手当が豊富な職場に行くと幸せになれるよ~。
なぜかっていうと、昇給は毎年5000円くらいしかもらえない。
手当は、職場を変えるだけで1~3万円くらいぽんって増える。しかも、職場選びを頑張れば、毎年1万円ずつ増えてく。
で、良い職場は求人ページの基本給ってとこが高すぎないからな。
30万円!とか言ってる職場は、高くしないと人が来ないってことだから、注意。
働く地域によって違うけど、大体20万円前後のところが一番安全だから、覚えておくように。
では、よき歯科衛生士ライフを。
あなたの相談コメント、待ってます!