年収が低い歯科衛生士でも、年収300万円代になれるって本当?

歯科衛生士の年収

「歯科衛生士の年収は低い」と聞いて、不安になる人は多いですよね。

確かに、一生懸命勉強して国家資格を取った割には、年収が少なく感じます。

なぜ、歯科衛生士の年収は低いと言われるのでしょうか?

  • 「歯科衛生士は給料が安いと聞いて、将来が心配になった…」
  • 「歯科衛生士の年収は、女性の仕事の中でも安いのか知りたい…」
  • 「歯科衛生士の仕事だけで、1人で生活できるか知りたい…」

年収が低いと言われる理由は、クリニックに勤務する歯科衛生士の年収が253万円しかないからです。

厚生労働省によると、歯科衛生士のうち、90.5%がクリニックで働いています。一般企業で働く女性の年収は287万円なので、ほとんどの歯科衛生士は普通の女性より年収が34万円も低いです。年収が低くて悩んでいる歯科衛生士は、意外と多いはずです。

一方で、歯科衛生士全体でみると、私たちの予想とは裏腹に、平均年収は370万円もあります。

同じ歯科衛生士でも、年収が100万円以上違う理由は、稼げる歯科衛生士と稼げない歯科衛生士の2極化が進んでいるからです。例えば、一般病院で働く歯科衛生士6629人いて、平均年収は388万円もあります。

年収が低い歯科衛生士も、働く地域や職場を変えることで、生活に十分な収入を得られますね。

ここでは、他の職業と年収を比較し、歯科衛生士の年収が本当に低いかどうか、紹介します。さらに、年収が低い歯科衛生士が、収入を増やす3つの方法も紹介します。

年収が低い歯科衛生士向け
  1. 年収が低いと知って将来に不安を抱く、歯科衛生士たちの声は?
  2. 他の職業との年収比較は?歯科衛生士の年収は本当に低い
  3. 年収が低い歯科衛生士が収入を増やす、3つの方法とは?

歯科衛生士だけど年収が低い、1人で生活できるか不安…

 

年収が低くて悩んでいる歯科衛生士は多いです。

Aさん)歯科衛生士は給料が安いと聞いて、心配になった…

歯科衛生士について。

歯科衛生士は給料が安いと良く聞くのですが、そんなに安いんですか?15万くらいでは一人暮らしするには少しキツイ気がするのですが………初任給だからでしょうか?

歯科衛生士を目指していたのですが、心配です

参考:Yahoo知恵袋

ほとんどの歯科衛生士はクリニックで働いていますが、年収は253万円しかありません。手取りは月十数万円になるので、生活に困っている歯科衛生士は多いです。ただし、1人で生活ができるほど給料を貰っている歯科衛生士もいます。

また、一般企業で働く女性より昇給はしやすいです。なので、キャリアアップしていけば、歯科衛生士でも一人暮らしはできます。

Bさん)歯科衛生士は、女性の仕事の中でも安い方なの…

質問:歯科衛生士の平均した年収は、女性としては安い方ですか?高い方ですか?

解答:高卒よりは高いだろうし、専門卒だったらどちらかといったらたかめ、大卒よりは低いのでは?

とはいえ国家資格でかなり不足してるのですぐ仕事はみつかるし、全国にあるし、患者さんのやくにたてるし給料以上の魅力があると思いますよ。
大卒でもすぐ仕事辞める人珍しくないですしね。
結婚したらふつうにパートとか。

参考:Yahoo知恵袋

歯科衛生士の年収は、同じ女性の医療職である看護師や薬剤師と比べると低いです。

具体的には、看護師や薬剤師の年収は約130~160万円多いです。しかし、夜勤や土日出勤があるため、労働時間は多くなります。歯科衛生士は残業が少ないため、どうしても給料は安くなってしまいます。

Cさん)歯科衛生士が1人で食べていくのは、難しい…

歯科衛生士として人生食べていくことって難しいんですか??
看護師は仕事は大変きついですが給料は良いので1人でも食べていけるとはよく聞きます。

しかし歯科衛生士は年収がそこまで高くないかもですが、そんなに厳しいのですか?

参考:Yahoo知恵袋

クリニック勤務の歯科衛生士は、年収が200万円代しかありません。ほとんどの歯科衛生士は、生活に余裕がないですね。ただし、大都市圏や一般病院で働いたり、認定資格を取得すれば、1人で生活するのに十分な収入がもらえます。

では、歯科衛生士は他の職業と比べて、一般的にどれくらい年収が低いのでしょうか?

歯科衛生士の年収は低い?「女性の仕事」と比べた結果は?

 

歯科衛生士の年収を、女性会社員、薬剤師・看護師などの医療職と比べると、低いことがわかります。ただし、一部の歯科衛生士は、女性としては十分すぎる給料を貰っていますね。

その1:クリニックの年収は、女性会社員より「34万円」も低い?

歯科衛生士(全体)クリニック(個人)女性会社員
平均年収370万円253万円287万円

参考:厚生労働省「第22回医療経済実態調査報告」

クリニックに勤務する歯科衛生士は、女性会社員より年収が34万円低いです。また、歯科衛生士のうち、90.5%がクリニックで働いています(参考:日本歯科衛生士会 | 就業者数(厚生労働省調べ))。よって、ほとんどの歯科衛生士は、一般企業で働く女性より年収が低いです。

ただし、年収が低い歯科衛生士がいる一方で、1人で生活ができるほど給料を貰っている歯科衛生士もいます。

なぜなら、歯科衛生士全体の平均年収は、女性会社員を超え、370万円もあるからです。年収を引き上げているのは、大都市圏や一般病院で働く歯科衛生士ですね。例えば、一般病院で働く歯科衛生士の平均年収は、388万円もあります

私たち歯科衛生士の年収が低い原因は、働く職場にありますね。

その2:女性の仕事である「薬剤師・看護師」よりも平均年収が低い?

参考:厚生労働省「平成31年度賃金構造基本統計調査」

歯科衛生士の年収は、医療業界の8つの職業の中で3番目に低いです。女性の割合が多い、薬剤師、看護師より年収は低くなります。

年収が低い理由は、他の職業と比べて残業や夜勤による収入が少ないからです。例えば、看護師は夜勤、薬剤師も夜勤や土日出勤があります。一方で、歯科衛生士の場合、残業はほとんどありません。

歯科衛生士は労働時間が少ないため、どうしても年収は低くなります

その3:年収が低い理由は、年齢が上がっても「昇給しない」から?

年齢歯科衛生士女性会社員看護師
20代前半298万円243万円389万円
20代後半327万円318万円465万円
30代前半354万円315万円476万円
30代後半322万円315万円477万円
40代前半420万円308万円506万円
40代後半389万円310万円526万円
50代前半468万円302万円534万円
50代後半424万円298万円534万円

参考:厚生労働省「平成31年度賃金構造基本統計調査」

歯科衛生士は、看護師と比べて、年齢が上がっても年収が増えにくいです。

年齢別の年収を見ると、看護師は年齢が増えるごとに昇給していますが、歯科衛生士の年収は30代後半と40代後半で減っています。ただし、一般企業と比べると、歯科衛生士は昇給しやすいです。実際、女性会社員の年収は、20代後半がピークで、以降は徐々に下がっていますね。

昇給のしやすさを考えると、1から一般企業で働くより、歯科衛生士のキャリアを生かした方が、年収を増やせますね。

では、私たち歯科衛生士は、どんな職場で働けば年収を増やせるのでしょうか?

歯科衛生士が年収を「300万円代」まで増やす方法は?

 

歯科衛生士は、働く地域や職場を変える、キャリアアップをすることで、収入を増やすことができます。

方法1:「最低賃金」が高い大都市圏で働く

最低賃金が高いと…
  1. 最低賃金は、「基本給・資格手当・住宅手当」の合計金額
  2. 最も高いのは「東京都」、月給換算で16万2080円
  3. 「東北、中部・四国、九州地方」に、最下位の県が集中している
  4. 最低賃金の内、「基本給」はボーナス・昇給額にも関わる

参考:歯科衛生士の平均ボーナスは「48万円」?ボーナスが多い職場は?

最低賃金が高い、東京、神奈川、大阪で働くことで、ボーナスや年収を増やすことができます。

なぜなら、歯科衛生士の給料は基本給と資格手当の割合が多く、最低賃金に左右されやすいからです。例えば、東京都の最低賃金が一番高く、時給換算で1013円もあります。一方、東北、中部・四国、九州地方の15県は、790円しかありません。

年収換算すると、東京都で働く歯科衛生士は、最下位15県と比べて42万8160円も高いです。また、基本給で計算されるボーナスも、大都市圏で働く歯科衛生士の方が多くもらえますね。

方法2:クリニックから一般病院で働く

病院で働くメリットは…
  1. 「一般病院」の歯科衛生士は、平均年収388万円もある
  2. 「国立病院」の歯科衛生士は、平均年収458万円
  3. 「クリニック」の歯科衛生士は、平均年収295万円しかない
  4. 一般病院の「ボーナス」は、クリニックの2.2倍

参考:歯科衛生士の平均年収は370万円|年齢別、年収推移は?

国立病院で働く歯科衛生士は、看護師と同じくらい年収があります。

なぜなら、国公立の病院は国や地方自治体が運営しているため、赤字に陥っても経営が安定するからです。一方で、利益ベースで運営する医療法人の病院や一般診療所は、赤字に陥れば経営が立ちいかなくなります。

また、経験の浅い歯科衛生士を募集している一般病院は、意外と多いです。

もし、一般病院で働くことができれば、クリニック勤務と比べてボーナスが2倍以上貰えます。生活に困ることは、まずないですね。また、病院勤務の経験があれば、他の一般病院で働く際に優遇されます。

方法3:認定資格を取って「資格手当」をもらう

キャリアアップした方がいい理由は…
  1. 「歯周病学会認定衛生士資格」…月1~5万円の支給例
  2. 「口腔インプラント学会専門衛生士資格」…月1~3万円の支給例
  3. 有効求人倍率が20.3倍もあるが、年収は10年間横ばい
  4. 稼げる歯科衛生士と、稼げない歯科衛生士で「二極化」している

認定資格を取得し資格手当を貰うことで、年収を平均以上に増やすことができます。

例えば、インプラント認定資格を持っていれば、月1~3万円の資格手当を支給する職場があります。年収に換算すると、12~36万円の収入アップですさらに、難易度が高いですが、歯周病衛生士資格を取得すれば、最大で60万円も年収が増えます。

認定資格を取得し、資格手当が支給される職場で働けば、女性としては十分すぎるほどの収入がもらえます。

さらに、歯科医院の数が増えて競争が激しくなり、専門スキルがある歯科衛生士と、スキルがない歯科衛生士の収入格差は広がっています。実際、現在の求人倍率は20.3倍もあり、有利な条件で働くことができるはずですが、過去10年間の年収はほぼ横ばいです。

書類審査や筆記試験がある資格は、年齢が上がると取得するのが難しくなります。40代や50代になって資格を取ろうとして、勉強がうまくいかない人は多いです。

認定資格を持っていない歯科衛生士は、若いうちに資格取得の支援をしてくれる歯科医院で働くべきです。また、認定資格を取っておけば、「職場探しを有利に進められる」という余裕が生まれるので、毎日不安にならなくて済みますね。

まとめ:歯科衛生士の年収は本当に「低い」?

 

歯科衛生士の年収は低い?
  1. 「クリニック勤務」の年収は、女性会社員より34万円低い
  2. 看護師や薬剤師と比べても、年収は約130~160万円低い
  3. 稼げる歯科衛生士と稼げない歯科衛生士で、年収格差がある
  4. 「一般病院」の歯科衛生士は、平均年収388万円もある

年収が低いと言われる理由は、クリニックに勤務する歯科衛生士の年収が253万円しかないからです。

厚生労働省によると、歯科衛生士のうち、90.5%がクリニックで働いています。一般企業で働く女性の年収は287万円なので、ほとんどの歯科衛生士は普通の女性より年収が34万円も低いです。年収が低くて悩んでいる歯科衛生士は、意外と多いはずです。

一方で、歯科衛生士全体でみると、私たちの予想とは裏腹に、平均年収は370万円もあります。

同じ歯科衛生士でも、年収が100万円以上違う理由は、稼げる歯科衛生士と稼げない歯科衛生士の2極化が進んでいるからです。例えば、一般病院で働く歯科衛生士6629人いて、平均年収は388万円もあります。

年収が低い歯科衛生士も、働く地域や職場を変えることで、生活に十分な収入を得られますね。

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