院長のパワハラや女同士の人間関係に悩み、転職を考えている歯科衛生士は多いです。しかし、働いて数か月で辞めることに抵抗を感じて、中々転職を決断できない歯科衛生士もいます。
- 「職場の人間関係に耐えられず、仕事を辞めたい…」
- 「転職を考えているが、失敗しないか不安…」
- 「歯科衛生士から転職した人は、どんな仕事に就くの…」
ブラックな歯科医院を辞めても、私たちが想像するより悲惨な状況にはなりません。
パワハラが横行する歯科医院を辞めて、ホワイトな歯科医院への転職が成功する人は増えています。なぜなら、現在の歯科衛生士は売り手市場で、望む転職を実現させやすいからです。また、国家資格なので、他職種に転職した後、歯科衛生士に復職することもできます。
正しい知識さえあれば、歯科衛生士は自由な生き方ができる職業です。
- ブラックな歯科医院から転職した人たちの声は?
- 今の歯科医院を簡単に辞めてもいい理由は?
- 歯科衛生士が「良い転職先」を見つける方法は?
歯科衛生士の職場は「人間関係が最悪」?
歯科衛生士で、スタッフの仲が悪く、院長のパワハラが横行する職場で働きたい人はいませんよね。
私は新卒で、いわゆるブラック歯科医院に就職しました。たった2か月で試用期間が終わったと告げられ、右も左もわからないままがむしゃらに働き続けました。今思うと、この時点で怪しいと思っておくべきでした。
何もわからない私に対して、院長は当たり前のように暴言を吐きます。
最初は90分だった昼休みも、半分まで減りました。1~2時間の残業をこなし、帰り間際に舌打ちをされ。帰路につきます。辞めたくてしょうがないと思いながらも、どうにもできない自分がくやしく、毎日泣いていました。
「今の職場を辞めて、人生をやり直したい」
そう思いながらも、私は長い間行動に移せませんでした。なぜなら、転職しても履歴書に傷がつくだけで、状況は悪くなると思っていたからです。
ある日、状況を見かねた友人に、転職サイトを進められたことがきっかけで、人生が劇的に変わりました。
今の職場は、スタッフ同士の仲が良く、残業もありません。勉強熱心な院長さんのおかげで、歯科医療に真摯に望むことができています。患者さんに感謝されるたびに、歯科衛生士になってよかったと思えるようになりました。
ブラックな環境に苦しんでいる歯科衛生士は、具体的に行動してみましょう。行動しなければ、苦しい環境から抜け出すことはできません。
ブラックな歯科医院から転職した人の声は?
20代:残業が多い職場から、納得のいく職場に転職できた
前職は残業もあり、家に帰ったらクタクタで、なかなか転職に向けて時間を作ることもできないまま日々が過ぎていく状態でした。
今回利用させていただいて、自分の都合の良い時間帯に連絡をしていただけることや、メッセージアプリなどでのやり取りができることがこんなに楽なんだと自分でも驚きました(笑) 不安や質問に対するレスポンスも早く、信頼感を持てました!
じっくりと、その当時の不安や転職のタイミングを相談に乗ってくださって、とてもありがたかったです。
新しい職場は、一緒に働くスタッフの方々との関係も良好ですし、予防を中心とした歯科衛生士の業務にじっくり取り込める環境を院長自ら作ってくださってるので、患者さんと多くのコミュニケーションが取れるのが楽しいです! 患者さんが喜んでお帰りになる姿を日々見れるのがとてもやり甲斐もあり充実しています。
30代:美容院の仕事から、歯科衛生士へ復職
他業種(美容室)で働いており、以前から歯科のお仕事の復職を考えていました。 会社の状況が変わり良いタイミングだと思い転職を決意しました。
ひとりで仕事を探してると、めげそうになるので担当がついてくれたらと思い紹介会社を利用することにしました。
担当の方とは身近にいるような感覚で話をしていました。 一緒に探している感じがして、マメに連絡をくれるし、離れていることを感じませんでした。 家庭環境がわかってくれた上で、配慮してくれ、届かない声をくみ取ってくれると感じます。
免許を持ちながら復帰がなかなか難しく悩んでる衛生士さんが当たり前のようにここに相談して探そうという周知の窓口となってほしいなー、とまで思ってます。
40代:10年のブランクがあったが、復職できた
ブランクが10年ありましたが、衛生士の資格を持っているので、勤め先があれば資格を活かして復職をしたいと考えておりました。
担当エージェントの方は凄く親身になってくれて、頼りになり、感謝してます。
ブランクがあり、なかなか条件に合うところがなかったのですがある歯科医院さんを紹介して頂きました。 ですが細かい事が色々規定されており、少し入職に関して躊躇していたのですが、「逆にきちんと決まっていて、今後 トラブルが少ない。」と教えて頂いたおかげで気持ちが楽になり、今の勤めている歯科医院へ行く決心がつきました。
今の歯科医院を簡単に辞められる理由は?
理由1:歯科衛生士は「売り手市場」
有効求人倍率をみると、歯科衛生士は売り手市場であることがわかります。
歯科衛生士の有効求人倍率は、平成28年時点で20.5倍です。要するに、1人の歯科衛生士に対して、歯科医院の求人が20件もあります。そして、有効求人倍率は、10年前から上昇し続けています。
つまり、歯科衛生士は他の職業と比べて、10倍も求人が余っています。
そして、歯科衛生士を雇うため、良い条件で求人を募集する歯科医院が増えています。よって、今の職場を辞めても、次の職場を見つけて歯科衛生士のキャリアを続けられます。売り手市場がいつまで続くかは分からないため、早めに決断した方がいいですね。
理由2:ブランク採用により復職が可能
参考:ジョブメドレー歯科衛生士
歯科衛生士は1度辞めても、復職することができます。なぜなら、転職サイトの求人を見ると、ブランク可の求人は5934件もあるからです。実際、ブランクが10年以上あっても、復職できた歯科衛生士は多いですね。
復職が簡単にできるため、無理に歯科医院に転職する必要はありません。
例えば、美容・化粧品系の仕事は、転職する人の内94.7%が未経験です。歯科衛生士以外にも、働ける職場はたくさんありますね。
歯科衛生士が「良い転職先」を見つける方法は
方法1:求人倍率が高い「他職種」に転職する
- 他職種で働いている歯科衛生士は、283人いる
- 「事務職」は人気の職種だが、競争倍率が3倍もある
- 「サービス・接客業」は、求人倍率が3.38倍
- 「美容・化粧品」の仕事は、94.7%が未経験でも可能
- 転職求人の内、70%以上が未経験でもできる仕事
有効求人倍率が高い職種は、歯科衛生士からでも転職に成功できます。
例えば、サービス・接客業の求人倍率は3.38倍です。一方、事務職の求人倍率は0.48倍しかありません。つまり、サービス・接客業は、事務職の約7倍も求人が余っています。また、求人倍率の低い職種は、黙っていても人が来るので、条件のいい仕事は少ないです。
よって、有効求人倍率が高く、未経験の割合が多い職種は、転職しやすいです。
方法2:転職サイトで「ホワイト歯科医院」を探す
- 転職相談、お祝い金など全サービスを無料で利用できる
- 「残業なし」「18時に退社可能」など、条件を細かく決められる
- 「新卒」「未経験」でも、6276件も募集がある
- パートからでもOKな歯科医院が、5000件以上ある
スタッフの仲が良く、給料も高い職場を探すことは難しくありません。
なぜなら、歯科衛生士専門の転職サイトで、転職エージェントに相談しながら職場を探せるからです。転職エージェントは、自ら歯科医院に条件交渉をする転職のプロです。なので、「職場関係が辛くて辞めた」「今より給料の高い職場がいい」という条件を真摯に聞いてくれます。
新卒・未経験でも働ける求人は6276件もあるため、キャリアがない歯科衛生士でもホワイトな職場は見つかります。
まとめ:歯科衛生士の転職は成功できるの?
- 歯科衛生士は売り手市場、1人につき20件も求人が余っている
- 辞めても復職しやすく、ブランク可の求人は5933件もある
- 「美容・化粧品」の仕事は、94.7%が未経験でも可能
- キャリアが浅くても、働ける求人が6276件もある
ブラックな歯科医院を辞めても、私たちが想像するより悲惨な状況にはなりません。
パワハラが横行する歯科医院を辞めて、ホワイトな歯科医院への転職が成功する人は増えています。なぜなら、現在の歯科衛生士は売り手市場で、望む転職を実現させやすいからです。また、国家資格なので、他職種に転職した後、歯科衛生士に復職することもできます。
正しい知識さえあれば、歯科衛生士は自由な生き方ができる職業です。